田園風景を望む事務所


延床面積 150㎡
三階建

私の自邸件事務所です。一階部分が事務所になっていて、二階と三階が住宅になっています。
デザイン的には、三階のペントハウス部分が普通に飛び出ているとデザイン的におかしいので、それをどうやって解決するかがデザイン的な鍵でした。
単純に三階部分を置けないので、平面的に4つのボリュームに区切り、そのうちの一つを三階まで伸ばすデザインにする事で、むしろ三階が飛び出ているのをデザイン的なアクセントに変換する事に成功しました。

玄関前に大きく跳ね出した庇は、雨や雪の日に車から濡れずに玄関まで移動できるので重宝しています。

この敷地を購入したのは、県道に接道していながら裏側には田園風景や山並みが広がっていたからです。
二階のリビングに大きな掃き出し窓を設け田園風景を一望できるデザインとしました。

建具や家具は造作で作り、建物と一体感のあるデザインとしました。

浴室や洗面脱衣室はトップライトから光が差し込むデザインとし、外部側に窓を設けないプライバシー性の高いデザインとしながらも、かなり明るい開放的な空間となっています。
朝や昼にお風呂に入ると、光が上部から差し込み非常に気持ちのよい浴室となっています。

屋上でバーベキューもたまにします。屋上の床が土間になっているので、火もあまり気にしないでバーベキューをする事が出来ます。

エアコンは夏と冬は24時間運転しています。廊下的な空間が無いので、壁掛けエアコンでも全館空調が可能で非常に快適に暮らしています。

周りに建物が無いので、台風や強風の時は風が建物に吹き付けますが、建物が揺れないのでそこまで怖くありません。

雷も多い地域ですが、リビングの窓からキレイだね!と、落雷を楽しんで見る余裕があります。

裏側の山並みは、呉羽活断層と言って、富山では有名な地震の震源地になる場所ですが、壁式RC造の家に住んでいるのでそこまで怖くありません。私自身はこの工法の耐震性を知っているので安心して暮らせますし、子供達もコンクリート住宅に住んでいるので、安心して暮らせています。子供達も、なんとなく丈夫そうな家と認識しているみたいで、安心して暮らせているみたいです。普段の強風で建物が揺れたら建物を信頼するのは難しくなります。揺れる事で壊れないように作られているとしても、その揺れやすい建物を信用するのは難しいでしょう。唯一、日常の建物の状態から安心して暮らせる建物は壁式RC造なのです。

この建物を作った事をまとめた書籍があるので良かったら読んでみて下さい。


 

 

 

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