鉄筋コンクリート住宅の内装下地の方法とは!

鉄筋コンクリート住宅の下地はどうなるか知らない方も多いですが、一般的には写真のようにLGSと呼ばれる軽量鉄骨下地で施工する事が多いです。勿論、木下地で行うケースもありますが、LGSは木下地に比べて、施工精度が高く変形も少ない事から、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合、LGSを採用する事が多いです。

LGSの方が施工精度が高くなる決定的な理由に、LGS工法の合理性があります。LGSは上下にガイドレールを流して、縦下地をはめ込むだけです。なので、勝手に各縦下地が精度良く配置されるので、壁の施工精度が上がるのです。

又、鉄筋コンクリート造の場合、殆どの壁下地がコンクリートの構造体と干渉しないので、建物の変形によるクロスの破断やヨレ、建具の開閉不良の問題が発生しないのも特徴です。木造建築の場合は、柱と壁下地が一体になってしまうので、地震や風による建物の変形、前面道路の車の振動、建物の加重や積雪荷重による変形、の影響をかなり受けてしまいます。比べると、鉄筋コンクリート造の場合は、建物から受ける影響が極めて小さいです。

又、壁式鉄筋コンクリート造は構造体自体の変形も極めて小さいので、構造体と干渉している部分も問題ありません。鉄筋コンクリート造は、内部の建材の変形が極めて少ない工法なのです。

ただし、熱環境による変形に関しては、木造と同じように影響を受けてしまいます。廊下と洋室の温度差や、冬と夏の温度差、湿度の変化等によって、建材は伸び縮みします。この問題は解決が難しいですが、全館空調であれば、建物の温度差が少ないので、この問題も緩和される事になります。

 

外断熱と全館空調の組み合わせ

外断熱と全館冷暖房はとても相性の良い組み合わせです。ですが、コンクリートの特性を生かしながら、全館冷暖房を行うのは極めて経験の必要な設計です。良くわかっていない人が手を出すと、失敗する危険性も高いです。当社の場合は、私自身が全館冷暖房の鉄筋コンクリート住宅に住んでいるので、どのような所に配慮して設計すれば良いか、どんなプランだと上手く行かないのかが経験的に解ります。その経験を生かして、鉄筋コンクリート造の素晴らしい特性を生かしたプランニングを当社では実現していきます。


富山県、石川県、福井県、岐阜県、長野県に良質な住みやすい鉄筋コンクリート住宅をお届けします。
詳しくはお問合せ下さい。

株式会社RC DESIGN STUDIO
TO@RC-DS.JP
HTTP://RC-DS.JP

TOP