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3階建住宅なら壁式鉄筋コンクリート造で決まりです。

住宅が揺れないって重要な事なの?

家づくりを考えられている方は、どの工法で建てようか迷われると思います。しかし、3階建て4階建で検討されている場合は、迷わず壁式鉄筋コンクリート造を選ぶべきです。

理由は簡単!3階建ての建物は2階建の建物に比べて、極端に揺れやすく人間が我慢できる限界を超えているからです。理論的に言うと、床面で最低でも2階建の2倍は揺れる事になります。その結果、2階建の場合なんとか許容できた揺れが、3階建の場合では人の許容値を超えて、住むのに耐えられない程、建物が揺れてしまうのです。


口コミを調べてみよう!

まずは、口コミを確認された方が良いかと思いますので、「3階建 揺れる」で検索してみて下さい。強風での揺れ、道路の車での揺れで問題になっているのが確認頂けると思います。驚く事に、三階の階段を利用しただけで揺れるという口コミも多く存在します。風が吹いただけで揺れるのに、地震の時はどうなってしまうのだろう・・・そう不安になってしまうのが3階建なのです。この揺れの問題は、生活に不安を与え、眠りの妨げになるだけではなく、漏水の問題にまで繋がります。建物が揺れると、建物の色んな材料の接合部が変形する事になりますから、防水材、屋根材、外壁等、建物全体が2階建と比べて大きく変形する事になります。そうなると、当たり前の事ですが建物の各所に問題が発生しやすくなってしまうのです。3階建住宅の漏水問題がどれだけ発生しているか・・(まあ、これは半分は屋根形状の問題だと思います。三階建になると、雪国では落雪の問題から庇形状の屋根ではなく、陸屋根にするケースが多く、木造で陸屋根にすると防水が建物の揺れで切れてしまったりして漏水に繋がるのです)。さらに、建物の振動(変形)が断熱材を圧縮する事になり、揺れが建物の性能を下げたり、扉を開きにくくしたり、配管を外れやすくしたりします。揺れの問題は建物の性能も落とす事に繋がってしまうのです。特に3階建では・・・


層間変形角から考える建物の揺幅

そこでオススメしたいのが、壁式鉄筋コンクリート造の住宅です。壁式鉄筋コンクリート造はラーメン(柱と梁)の鉄筋コンクリート造の建物と比べても揺れが極めて小さい工法です。参考値ですが、建物の各工法の相間変形角は

木造2階建 建物高:6M 層間変形角:1/150 変形:4cm
木造3階建 建物髙:9M 層間変形角:1/150 変形:6cm
鉄骨造3階建 建物高:9M 層間変形角:1/200 変形:4.5cm
RC造ラーメン3階建 建物高:9M 層間変形角:1/200 変形:4.5cm
壁式RC造3階建 建物髙:9M 層間変形角:1/2000 変形:0.45cm

となり、壁式RC造が木造と比べて約13.3倍変形する前提である事が、構造計算の指標から解ります。鉄骨造も基本的に木造と同じく、揺れて地震力を逃がす工法です。重量鉄骨造も揺れやすい工法なのです。勤めている会社は鉄骨造だけどそんなに揺れないと思っておられる方、間違っています。作業していればなんてことない揺れでも、眠っていると船酔の症状を引き起こしたりします。建物の揺れは、生活の大敵なのです。重量鉄骨造を勧めるハウスメーカーのHPにさえ、建物の揺れに対する牽制が記載されていて(通常、ハウスメーカーはデメリットは記載しないので)、建った後のクレーム対策をしています。それ程、建物の揺れに対する住んでみた後の「こんなに揺れるのか!」という違和感は大きいのです。


建築基準法から見る建物の揺れ

ではどうして、こんなに木造住宅や鉄骨住宅は揺れてしまうのでしょう!「木造の3階建住宅だって、木造の2階建住宅と違ってちゃんと構造計算されている丈夫な建物のはずだ」と思われる方もおられるでしょう!ですが、根本的にこの考え方は間違っています。建築基準法の本質は、人の命を守る事です。震度5程度では建物の損傷が無いように、それ以上の場合は建物が部分的に壊れても倒壊しないように設定されています。では、このように人の命を守る為に木造住宅や鉄骨住宅はどのように有るべきかと言うと、揺れて地震力を逃がす必要があるのです。つまり揺れないと壊れてしまう、本質的に揺れやすい建物なのです。構造計算は地震や台風で壊れない建物を作っているのであって、揺れにくい建物を作っている訳ではないのです。ですので、風で揺れたり、振動で揺れたりする事に対して「揺れるんで何とかして下さい」と言われても「揺れないと壊れてしまいますよ、そういうものなのです」というのが構造計算上の見解で、変える事の出来ない真理なのです。壁式鉄筋コンクリート造も勿論揺れないと壊れるのですが、その揺れ幅は建物の剛性が極めて高いので、必然的に小さくなり、結果として、揺れ幅の極めて小さな安心して住める家になっているのです。


重量鉄骨造も結構揺れます

3階建の重量鉄骨造が、寝られないくらいに揺れるという話は、一般的に建築士事務所業界ですらそれ程認知されていません。ハウスメーカーは当然、クレームが出ているので認識していますが、設計事務所でも木造が主流ですし、3階建の鉄骨造の住宅は殆ど経験が無いでしょう。というか、先ほどと同じ話になるのですが揺れないように建てるという認識がそもそもありません。鉄骨造である程度揺れないように建てるには、耐震ブレース(筋交のようなもの)を至る所に設置する必要があります。工場とかであれば、ブレースの外壁側に窓を付けて、ブレースと窓が干渉していても問題無いので設置しますが、住宅ではそういう訳にはいきません。又、窓が無くても、ブレースを隠す為に壁厚を厚くする必要があります。実際には小規模な鉄骨造にブレースは邪魔なので、ブレース無で設計する事が大半です。私も、以前3階建鉄骨造の住宅を設計した事がありますが「こんなに揺れるんですか」という質問を受けました。その当時、まだ若かったですし、そんな事言われても、構造計算だってしてるし、鉄骨造ってそういうものだよな・・・と、考えてしまっていました。そういうものなのは間違いないですが、少なくとも先に言っておく必要があると今なら思います。揺れの問題って、住宅では大切な事だと設計しだして18年目の今ようやく実感しています。


公開動画で確認しよう

論より証拠なので、実際にどのように建物が揺れるか見てみましょう

結構揺れますね。実験体なので見ての通り、耐力壁が合理的に配置された、構造的に理想的な3階建住宅ですが(現実のプランはここまで合理的な構造にはなりません)、しかも新築ですので強度が一番高い状態です、それですら木造住宅はこれだけ揺れてしまいます。この動画は剛性を高くした長期優良住宅が先に倒壊してしまう等の、木造住宅への剛性を高める事の警戒も建築業界へ投げかけた有名な公開実験です。木質パネルを使えば、筋交に比べて変形しにくい建物にはなりますが、それは逆に言えば変形出来ない事で倒壊へのリスクを上げているのです。木造住宅はバランスよく揺らしてやるのが、構造的な合理性なのです。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造(■壁式とラーメンの違いを確認してご覧下さい)の公開データーもユーチューブ上にあるので、興味がある方はご覧ください。


壁式鉄筋コンクリート造なら大丈夫です。

壁式RC造も揺れます。当社は壁式鉄筋コンクリート造の3階建ですが、全面道路を大型車が通れば、少しは建物が揺れます。これは、地面自体が揺らされているので、建物が全く揺れなくなる訳ではないという事です。ですが、その揺れは木造と比べると極めて小さいです。又、当社は田園風景の中にポツリと建っているので、強風や台風の時は凄まじい風を受けます。建物自体はイメージとしてビクともしていませんが、窓は当然ですが木造住宅と同じように揺れます。ですが、壁式鉄筋コンクリート造の建物自体は揺れないので、木造住宅や鉄骨住宅と比べるとかなりの安心感を作り出す工法だと実感しています。そういう訳で、3階建の住宅を検討の方は是非当社をご検討下さい。又、揺れの問題は2階建でも発生していますので、2階建でも壁式鉄筋コンクリート造をご検討下さい。


建物の揺れについて解説しています。前半の部分をご覧下さい。


Kさんは、実家が川に隣接した土地でした。そこに新居を構えるにあたり、川伝いに吹いてくる強風に耐えれる家にしようと考えられて鉄筋コンクリート住宅を採用されました。三匹の子豚の話ではありませんが、丈夫な家づくりを検討される方には壁式鉄筋コンクリート造は最適の工法です。是非ご検討下さい。

 

まずは三階建RC造 参考プロジェクトをご覧下さい

 


揺れない家に安心して住もう
富山県・石川県を中心に活動中!鉄筋コンクリート住宅専門の建築設計事務所
株式会社RC design studio
http://rc-ds.jp

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