お出掛け

RC建物紹介3 谷村美術館

新潟県糸魚川市にある谷村美術館に行ってきました。
個人的にとても好きな建物で、何回も行っています。
彫刻家:澤田政廣(さわだせいこ)氏の彫刻した仏像と見事にマッチした展示空間になっていて、彫刻と建物が呼応するようなデザインになっています。彫刻と建物が合わさって一つであるかのような空間になっています。

 

外観を見ると、いかにも壁式鉄筋コンクリート造のようなデザインですが、実際はラーメン構造の建物です。
細かく柱を入れて、まるで木造建築のような柱の配置の仕方になっていますが、実際はふかし壁で処理して柱型は見えてきません。
こういう感覚でつくるやり方もあるのだと勉強になりました。

建物の内部空間もとても面白い構成なのですが、展示されている仏像がモダンで面白いデザインで子供も喜んで見ていました。想像しにくいと思いますが、家族で見に行くのもオススメできます。

 

糸魚川にはフォッサマグナミュージアムをメインに行ってきました。
息子が、石がとても好きなので、ヒスイ海岸で石を拾って、フォッサマグナミュージアムで鑑定してもらいました。
(フォッサマグナミュージアムかなり面白いです。石好きの方は勿論、家族で行くのにもオススメです。)

私自身、石には少しは興味があったのですが、実際に拾ってきた石を一つずつ学芸員の方に説明して貰えると、とてもワクワクしました。
写真の中央上部にあるチャートという赤い石は2.5憶年前の石だそうで、2.2憶年前の恐竜時代(白亜紀)より前に作られた石だそうです。

そもそもフォッサマグナとは、その昔、日本列島を分断する巨大な溝だった場所で、その後、火山活動やプレートの変動によって火山灰が隆起した地形だそうです。勿論、大陸プレートのつなぎ目である事や、地震活動が活発であるエリアである事はもともと知識として知っていましたが、見ると聞くのとでは全く違い、なんというかとてもロマンを感じました。

糸魚川は、そうした特殊な地域なので、山にある石も多様であり、当然ですが海に流れ着いた石も同じように多様性に飛んでいます。
石好きにはたまらないエリアなのです(笑)。

 

なんとなくですが、海岸の石が非常にカラフルです。

息子に「面白い?」って聞いたら、毎日アホほど見ているユーチューブより石ひろいが面白いらしく又来たいと言っていました。
しばらく一緒に、石のロマンを追及したいと思います。


ちなみにコンクリートという素材は、石+セメント+水で出来ている純国産の天然材料です。
写真のような砂利(丘砂利)と、糸魚川にもありますが、石灰石を焼いて作ったセメントと、水を混ぜて作ります。

こうした地面に落ちている砂利も、実は立派はコンクリートの材料なのです。


鉄筋コンクリート住宅をもっと身近に
株式会社RC design studio
http://rc-ds.jp

 

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