坪単価いくらです!
というフレーズが世の中の建物価格を表現する時に使われますが、実際は当然のように坪単価の価格では建ちません。
何故なら、家づくりを考え始めたばかりの頃は、坪単価は税込だと思ってしまいますが、現実的には税別です。
建物価格に限らず、建築関係の全ての表示価格は税別です。
さらに、建物のトータル金額は、諸経費+設計料+別途工事費+本体工事費で構成されていて、ケースバイケースですが本体工事費は全体の70%程度と言われています。
例えば、坪単価50万 40坪の家の場合、お客様のイメージでは 50×40坪=2000万円(税込)のイメージですが、実際は
50万×40坪×10/7=2857万円(税別) 2857万円×1.08=3085万円(税込)になってしまうのです。
こうなってしまう要因の一つは「建物価格」という言葉遊びになります。「建物価格」は読んで字の如く、建物の価格であり、建設工事に含まれる工事の中で、建物以外の工事は非常に多いです。例えば、地盤改良部分や、外部のカーポート、外部の土間部分は、普通に考えても建物の一部とは言わないでしょう。そうした部分を抜いて金額を提示すると、坪単価は安くなるのです。
この部分をしっかり、勉強しておく事は、建物の予算配分を間違わない為に重要な事なので、動画にしてみました。よろしければご視聴下さい。
鉄筋コンクリート住宅をもっと身近に
株式会社RC design studio
http://rc-ds.jp