鉄筋コンクリート造とはどんな工法なのか!
それは、鉄筋コンクリートを英訳すると解ります。
reinforced concrete
reinforcedの意味は「補強された」ですので、鉄筋コンクリートとは、補強されたコンクリートという意味になります。
つまり、鉄筋コンクリートとは、鉄筋によって補強されたコンクリートという事になります。
では、具体的にどのように補強されているのでしょうか?
まずは、鉄とコンクリートの材料的な特徴を確認しましょう。
鉄
メリット
靭性が高い(やわらかい)
引張強度が強い(ひっぱる力に強い)
デメリット
雨(酸性)に弱い
火に弱い
コンクリート
メリット
圧縮強度が強い(押す力に強い)
火に強い
アルカリ性
デメリット
引張強度が小さい(引っ張りに弱い)
靭性が小さい(固い)
鉄筋コンクリートとは、上記の鉄のデメリットをコンクリートのメリットが打ち消し
コンクリートのデメリットを、鉄のメリットが打ち消している、鉄とコンクリートが相互に助け合っている工法なのです。
さらに、鉄とコンクリートは線膨張係数が同じなのです。線膨張係数とは、温度変化に対する材料の伸び縮みの割合を示した係数なので、この係数が違うと、一体的な材料にはなりません。極端な話を言うと、鉄だけが温度によって伸びてしますと、コンクリートから鉄が飛び出してしまう事になってしまい、とても一体的な材料とは言えません。鉄とコンクリートは、線膨張係数が同じだからこそ、一体的に利用できるのです。
まさに、運命の出会い。相性ピッタリのカップルなのです。
鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)とは、理想的な材料である鉄筋コンクリートを利用して作る「合理的な家」なのです。
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