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一級建築士ってどんな試験?受験資格・難易度・勉強時間まで徹底解説!

「一級建築士って難しいの?」
「二級建築士や宅建と比べるとどれくらい大変なの?」

お客様からこのような質問をいただくことがあります。

一級建築士は、日本で最も難関とされる国家資格の一つです。

住宅だけでなく、高層マンションやビル、病院、学校、商業施設など、あらゆる建築物の設計・工事監理ができる資格であり、建築業界では最も権威のある資格と言われています。

今回は、一級建築士試験について分かりやすくご紹介します。


一級建築士の受験資格

2020年(令和2年)の建築士法改正により、受験資格が大きく変わりました。

現在は、建築に関する指定科目を修めた大学・短大・高等専門学校・専門学校などを卒業すれば、卒業後すぐに受験できます。この緩和措置の背景には一級建築士不足が叫ばれていて、団塊世代の一級建築士が業界からいなくなる昨今、急速に一級建築士は不足していっています。

緩和措置として、以前のように受験前の実務経験は不要となりました。

ただし、一級建築士として免許登録するためには、所定の実務経験が必要になります。


一級建築士試験は「広く浅い試験」

一級建築士試験の最大の特徴は、

建築全般を幅広く学ばなければならないことです。

一つの専門分野を深く問うというより、

  • 建築計画
  • 建築法規
  • 建築構造
  • 建築設備
  • 建築施工
  • 建築史
  • 環境工学

など、建築に関する知識を広く身につけているかが問われます。

そのため、「広く浅い試験」と言われることが多く、苦手分野を作らない学習が合格への近道になります。

ちなみに、一級建築士の知識程度では実務をこなす事は出来ません。実務は一級建築士で勉強した事をベースに深く探求していく事で成り立つ分野です。これはどこの業界でも同じ事だと思いますが。

つまり、一級建築士の試験に合格したからといって一人前になるなる訳ではなく、むしろ、ようやくスタートラインに立ったという感じです。


試験内容

一級建築士試験は、

① 学科試験

125問(五肢・四肢択一)

出題科目は次の5分野です。

  • 学科Ⅰ 計画
  • 学科Ⅱ 環境・設備
  • 学科Ⅲ 法規
  • 学科Ⅳ 構造
  • 学科Ⅴ 施工

法規では法令集を持ち込めますが、膨大な条文を素早く探す力も必要になります。


② 設計製図試験

学科試験合格者のみ受験できます。

約6時間半で与えられた課題について

  • 配置図
  • 平面図
  • 立面図
  • 断面図
  • 詳細図
  • 面積表
  • 計画の要点

などを完成させます。

設計力だけではなく、

  • 時間管理
  • 作図スピード
  • ミスをしない正確さ

が合否を左右します。

基本的には、試験問題に記載されている要求を全てクリアーしながら、建築基準法に違反しない、構造的にも順当な建物を作図するのが試験内容になっています。


難易度を二級建築士・宅建と比較

資格 難易度 偏差値(目安) 勉強時間
宅地建物取引士(宅建) ★★★☆☆ 約58~60 約300~500時間
二級建築士 ★★★★☆ 約62~64 約700~1,000時間
一級建築士 ★★★★★ 約68~70 約1,000~1,500時間

※偏差値は公的な指標ではなく、資格試験の難易度を比較する際によく用いられる目安です。

宅建は法律中心の試験ですが、一級建築士は法律だけではなく、構造・設備・施工・計画・製図まで幅広く出題されます。

勉強量・試験範囲ともに、一級建築士は宅建より一段以上難しい資格と言えるでしょう。

二級建築士にも言えますが、作図試験があるので、一般の方には取っ付きにくい試験だと言えます。あくまでも専門職の人が受ける試験になります。


受験人数・合格率

近年の一級建築士試験では、

  • 実受験者数:約35,000人
  • 最終合格者:約4,000人
  • 最終合格率:約11%

となっており、毎年約10人に1人しか合格できない難関国家資格です。令和7年試験では、実受験者35,127人、合格者3,988人、総合合格率11.4%でした。


資格学校(総合資格学院・日建学院など)の費用

一級建築士試験は独学で合格する方もいますが、多くの受験生が資格学校を利用しています。

代表的な学校として、

  • 総合資格学院
  • 日建学院

が有名です。

年間の受講料はコースによって異なりますが、

約80万円〜130万円程度

が一般的です。

決して安い金額ではありませんが、高い合格実績を誇るため、多くの受験生が利用しています。


一級建築士になる価値

一級建築士になることで、

  • 大規模建築物の設計ができる
  • 社会的信用が高い
  • 独立開業しやすい
  • 建築主からの信頼につながる

など、多くのメリットがあります。

建築に携わる人にとって、一つの大きな目標となる資格です。


最後に「監理建築士」とは?

「管理建築士」は、一級建築士とは別の国家資格ではありません。

一級建築士または二級建築士などが、

  • 建築士として3年以上の実務経験を積み、
  • 法定講習(監理建築士講習)を修了

することで「管理建築士」として業務を行うことができます。

一定規模以上の建築物では、法律により監理建築士による工事監理が義務付けられています。

つまり、設計図どおり、安全かつ適正に建物が施工されているかを確認する重要な役割を担うのが監理建築士です。

独立する為にはこの管理建築士が必要で、一級建築士になっただけでは独立する事は出来ず、さらに3年の修行を積む必要があるのです。


まとめ

一級建築士試験は、日本でも屈指の難関国家資格です。

試験範囲は非常に広く、1,000時間以上の勉強が必要と言われていますが、その分取得した際の社会的信用や専門性は非常に高いものがあります。

RC design studioでは、一級建築士・監理建築士としての知識と経験を活かし、お客様にとって安全で資産価値の高いRC住宅・RCマンション・ビルの設計・監理を行っています。

建築をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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